内容がやばい!?“人間失格”のあらすじと太宰治が伝えたいこと。

  • 2019年5月20日
  • 2019年10月3日

“人間失格”は太宰治による超有名小説です

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』が2019年9月13日に公開されたこともあって、話題沸騰しています!

読んだことがある人はわかると思うのですが、ストーリーがやばいです

“人間失格”において、作者の太宰治がわれわれ読者に何を伝えたいのか考察していきます!

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葉蔵はやばいやつ!?~人間失格のあらすじを端的に~

主人公「葉蔵」の性格をおさらい

あらすじの前に主人公「葉蔵」の性格を少し説明しておきます

「葉蔵」という主人公を第三者視点で語るのがこの作品です。

彼は生まれてこのかた思慮深く人間嫌い、といった性格を持っています。

他人の気持ちをあまり理解できない、昔からそんな「孤独」な少年でした。

また、本来は人との関わりなど到底好まないにも関わらず、女性からのウケがいいという一面も持っています。

なんせ彼は容姿端麗なのです。あまりがっつかない、イキらない感じも女性には魅力的に思えるのでしょうか。。。

ハルク
モテるのはええなぁ

孤独な葉蔵~第1の手記~

「恥の多い人生を送ってきました」で始まるのがこの物語。

他人との違いに恐怖し、幼いときから「孤独」を選んできた「葉蔵」。

そんな彼は「道化」(ひょうきんなような見せかけ)が得意でした。周囲から好かれることに成功していたのです。

堕落への道~第2の手記~

しかし、そんな彼が恐怖を感じたのが中学生の時のこと。。。

得意だった「道化」を“竹一”というクラスの友達に見破られそうになります。

竹一は葉蔵に「女に惚れられるよ」などと言いました。

彼はその言葉を気にかけながらも旧制高等学校に入学。

「道化」を見破られる恐怖から逃れるために様々なことに手を染めて堕落していきます。

ここからが堕落の道です

まず、年上女性“堀木”との出会いを機に酒やたばこに手をそめ、学校にいかなくなります。

それを機に一人暮らししていたにも関わらず、実家からの仕送りも減らされる・・・・・。

彼はまた別のカフェ店員のツネ子と少し仲良くなっていて、彼女とともに海で入水自殺を試みます。しかし、失敗。

その後、父の知人に引き取られる主人公、「葉蔵」

壮絶な人生~第3の手記~

葉蔵は高校を退学になりますそんな彼は自分を叱咤するような環境での生きづらさからまたも堕落の道に・・・・・

様々な女性との出会い。彼は煙草屋の娘、“ヨシ子”と結婚します。

しかし、ここで彼にとって衝撃的な出来事が・・・。

その婚約相手が見知らぬ男に犯されるのです。ここからさらに堕落の道・酒・薬(モルヒネ中毒)。

彼はまたも自殺を試みます。今度は薬。しかしながら、またも自殺失敗。

ドラゴン
やばい、やばい、壮絶だ。

人間失格ということ

最終的に「葉蔵」は堀木などの知人たちによって病院に強制連行されます。

「人間、失格。」

彼は自分が狂人であり、完全に人間では無くなってしまったことに気が付きます。

ちなみに、葉蔵は故郷に引き取られたのち太った老婆のような女に犯されます。壮絶です。

映画「人間失格」公開

小栗旬が主演を務める映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』が2019年9月13日に公開されました!

ドロドロした人間関係が話題になっているみたいです!

→『人間失格 太宰治と3人の女たち』公式サイト

 

 

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「人間失格」が伝えたいこと~太宰治のメッセージ~

人間失格、こんなストーリーを考える太宰治はやはり天才ですね

話の展開がやばい!!!

ここからは、太宰治がこの小説で読者に伝えたいことを考察します

ちなみに以下↓、中田敦彦さんの動画です、めちゃくちゃわかりやすいです

人間失格は実話!?

太宰治の数ある小説の中でも抜群に知名度の高い“人間失格”ですが、この小説は太宰治の自叙伝的存在で、半分実話であると言えます。

なんせ、主人公である「葉蔵」と太宰治自身の共通点があまりにも多いのです

・「葉蔵」と同じように、太宰自身も他人とは違うことを自覚していました

・女や酒、薬にも手を染めていったことも共通している

そしてなによりも、

・太宰治はこの小説を書き上げた一か月後に入水自殺しています

そう、この小説を読んだことがある人ならわかるはず、「葉蔵」も入水自殺を試みました(結局は自殺未遂に終わります)。

もしかすると、太宰は入水で自殺するのが最善だと考え、自分の最後の小説の主人公に未来の入水自殺する自分を当てはめたのではないでしょうか

自分は人間ではない

この小説で太宰は、自分はが人間ではなかったということ伝えたかった可能性があります

その意味で“人間失格”というタイトル(英語版タイトルは「No longer human」ーもはや人間ではない)はシンプルであって適切、かつ深いです

「葉蔵」は生まれてから自分が他の誰とも違って孤独であり、女・酒・薬にも手を染めてしまうようなダメな人間であることを自覚しています

これは、太宰本人が昔から自分に対して思っていたことでもあったのでしょう

女・酒・薬に溺れるのがダメな人生だとしつつも、太宰自身もこういったきらいがありました

人生に失敗することから現実逃避するために自殺を何度か試みたのだと思います

しかし、最終的に病院に強制連行されたときに周囲の人間から狂人のレッテルを貼られたと認識し、とうとう自分の人生が失敗であったことを認めてしまったのです

ドラゴン
自分の人生が失敗だなんて思いたくないよな

太宰は自分の人生を悔やんでいる?

そんな太宰ですが、彼は自分の人生を悔いてると思われます。

この小説の終盤で、第三者目線から「葉蔵」に対して「神様みたいないい子でした。」と書かれている部分があるのです。

これを書いている太宰本人を想像してみると、、、

「自分は人間失格だ。人生に失敗した。だけど、小さいときから愛嬌のある子であった。もっと人は僕のことを救い、愛してくれてもよかったのではないか。」

こういうことを太宰は思ったのでしょう・・・・・

まとめ

彼がこの小説で伝えたかったこと、それは彼の“人生”そのもの
太宰は壮絶であった自分の人生を残しておきたくてこの小説を書いたのでしょう
この小説はいわば、彼の遺書のようなものではないでしょうか。
ボルトボーイ
やばいね
 
こういったバッドエンドな小説が好きな人には是非とも勧めたい本がもう一つあります!
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