小説「1984年」のまとめ~衝撃のラストシーンとあらすじを考察~

  • 2019年5月1日
  • 2019年9月30日

ディストピア小説って知っていますか?

ディストピア小説とは文字通り、ディストピア(=ユートピアとは反対の世界)、端的に言うと社会の闇が描かれている小説のことです

ディストピアーWikipedia

今回はそんなディストピア小説の中でも

世界に衝撃を与えたと言われる

ジョージ=オーウェルの1984年について紹介していきます!

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1984年のまとめ

1984年の概要

1984年とは、1900年代を代表する小説家ジョージ=オーウェルが1949年に出版した、SF小説です

この作品の舞台は”全体主義国家に統治された未来の世界”です

後に詳しく説明しますがバッドエンドで終わるのがこの本

1984年 (小説)ーWikipedia

1984年のあらすじ

ウィンストン=スミスが国家に立ち向かう

”国家があらゆる人々の行動や、思考までもを規制している”という世界が舞台です

「思想警察」と言われる国民の思考を統制する組織があるため、人々は国家に逆らえないのです

思想警察ーWikipedia

主人公であるウィンストン=スミス

彼は国家の行政組織の一角、真理省(Ministry of Truth)で働いている、公務員です

しかし、国家に対して疑問を抱いていた彼は全エリートの頂点に立つと言われる

”ビッグ=ブラザー”に立ち向かっていきます

国家の下部組織で働く主人公ウィンストン=スミスがその国家に立ち向かっていく。。。

果たして世界を変えることができるのか!?。。。。。

ドラゴン
Big Brother is watching you…..有名な一言
”国民が統制されている全体主義国家”のある組織で働いている主人公が”その国家に立ち向かう”姿が描かれている。いかに反逆するのかが見どころ!

オブライエンの正体

ネタバレはしたくないのですが、もう一人、この作品で有名な登場人物がいます
オブライエン
です
このオブライエンという人物は、いわゆるラスボス的な立ち位置ですね
ウィンストンはオブライエンが自分に共感していて、自分と同じように国家に対して疑問を持っていると信じていました
しかし、作品の最後の方でオブライエンがグルであり、ウィンストンを常時監視していたことが明らかになります
あるあるの悪役です、こやつ。。。

ビッグブラザーの正体

ビッグ=ブラザーとは一体何でしょうか?

1984年の作中で、ウィンストンは「オセアニア」と言われる国にいます

その中でエリート層が国民を統制するために独裁権力を振るっているのですが、

その頂点に立っていると言われるのがこのビッグブラザーです

作中では、一般人ではお目にかかることのできない、雲の上のような存在として扱われています

ビッグ・ブラザーWikipedia

1984年のラストシーン(ネタバレあり)

1984年はバッドエンドで終わります

これで終わっていいのか?といった具合に。

結局ウィンストンはオブライエンに苦しめられた挙句、

党を倒すこともなく降伏します

物語自体も、ウィンストンが「ビッグブラザー」を愛していた、という場面で終わってしまいます

ハルク
悲しい

1984年の何がすごい?

1984年、、、何がすごいと言われているのでしょうか?

そのすごさたるや、言おうにもキリがないくらいすごいです!

社会への影響がすごい

言葉への影響

1984年が社会に与えた影響は計り知れません

この小説ででてきた、「ニュースピーク」、「思想警察」、「テレスクリーン」、「ビッグ=ブラザー」といった言葉は、今や全体主義を表す一般的な言葉となっています

また、文学や音楽など多方面にも影響を与えています

ちなみに、村上春樹さんの「1Q84」も1984年の題名に由来しているそうです。

ハルク
す、すげぇ!!!

閉鎖的な国家の代名詞!?

現代における閉鎖的な国家を揶揄するときにも1984年の話がよく持ち出されます

以下の動画をご覧ください↓

これは、中国の社会信用システムが想像以上に悪いものである、と中国を批判している動画です

動画内で、中国の社会監視システムが詳細に描かれています

特筆すべきは視聴者のコメントです

“Goddammit Orwell wrote 1984 as a warning not as a manual”

ーおいおい。オーウェルは1984年を忠告として書いたわけで、マニュアルとして書いたわけではない。

“George Orwell’s Estate should sue She Jinping for copyright infringement.

who am I kidding. China doesn’t care about copyright law.”

ーショージ=オーウェルの権限は著作権侵害で習近平を訴えるべきだ。冗談ではない。中国は著作権を考えてない。

ーYoutubeのコメントより抜粋

 

社会からの評価がすごい

1984年の社会的評価がすごいのは言うまでもないんです

その評判は21世紀になった今でもずっと続いています

その人気を具体的に示しているのが、2017年1月にAmazonで再びベストセラーになったこと

出版された1949年にはすでにたくさんの支持を得ていました

しかし、半世紀以上たった今でもその人気は絶えないのです

CNNの記事を載せておきます! https://edition.cnn.com/2017/01/24/us/george-orwell-1984-bestseller-trump-trnd/

2017年当時の帯のキャッチコピーに“トランプ政権誕生で再びベストセラー!世界の「今」を予言した傑作古典”と書かれてあったのが懐かしいです

僕自身も、ベストセラーになっているという噂を聞いて2017年にこの本を買いました

トランプ(仮)
買って正解!

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「1984年」なぜオススメ?

社会について考えさせられる

なぜ1984年が他の小説にも比してオススメなのでしょうか?

社会について考えさせられるからです!

この本はジョージ=オーウェルが全体主義に対する考えを物語にしたものに過ぎません

しかし、この物語から考えさせられることは非常に多く、深いです

・社会はこんなにも残酷になるのか

・独裁政治、全体主義はこんなにも恐ろしいのか

・一党独裁を続ける中国が世界をいつか支配するのではないか

これらのようなことを考えるきっかけをこの本は作ってくれます

僕の場合は、この本を読むことで政治・外交により興味が湧いてきました

頻繁にニュースに目を通すようになりました

ドラゴン
それにしてもこんなストーリーを作ったジョージ=オーウェルはすごいなぁ

人生の幸せとは何か

この本を読むことで、もう一つ考えさせられることがあります

人生における幸せが何かということです

主人公ウィンストン=スミスが生きているのは、「オセアニア」という国です

そこでは人は行動のみならず思考までもが国家に規制されています

(→悪いことを考えようすると、電気で気絶するようになっている)

そんな国の統治下にある人々は何のために生きているのでしょうか?

彼らにとっての幸せとはなんだろうか?

また、この本を折んでいる自分にとっての幸せとは何だろうか?

幸福を追求すること、それはアメリカ独立宣言や日本国憲法にも取り上げられている、それくらい大切なことのはず

1984年は、自分にとっての幸せを考える時間を作るきっかけとなるでしょう

まとめ

ディストピア史上最高の傑作

1984年はディストピア史に残る傑作です

平和に見えて、実は国家にすべて統制されている、という絵にかいたような話です

そんな中で唯一行動を起こすウィンストンはとてもカッコいい・・・